薬剤師の生態

【人を知る?】10年目薬剤師の勉強方法

薬局の薬剤師はどういった勉強をしたらいいの?

これはよく聞く質問です。

実際にへむの薬局のスタッフも知識不足を実感してはいるものの

どうしたらいいかわからない。

e-Learningに申し込んだものの勉強した気になっているという人に、

実際に薬剤師会で研修する側の薬剤師が伝授します。

結論から言うと私は知っている人と人間関係を築くようにしています。

 

勉強法の3ステップ

  1. 自分で知識を学ぶ
  2. 情報の検索方法を学ぶ
  3. 知っている人と人間関係を築く

 

①自分で知識を学ぶ

まずは自分である程度は学ぶべきです。

しかし、医療情報は日々進歩しているため、数年前の常識は

すぐに非常識になっていくため、きっちり細かに勉強する必要はありません。

ここで必要なのは、②と③に繋げるために体系的に学ぶことをお勧めします。

主に必要なのは3つ

薬局薬剤師で必要なのは、医薬品知識と病態の知識、保険調剤の知識の主に3つです。

これらを体系的に学べるといいです。

 

医薬品知識

医薬品の知識は各種メーカーさんが持ってくる資料や

SAFE-DIの医薬品の比較がわかりやすくていいです。

注射薬や吸入などはメーカーに頼むと勉強会を開いてくれるため聞いてみて下さい。

 

病態の知識

ここは私の場合はガイドラインを一通り、読んでみました。

実際の医師がこの薬を出すのは、この病態の時だということがわかります。

各種学会のホームページ上で無料で公開しているものもありますし、

販売しているものは薬局長などに頼めば買ってくれると思います。

自身がよく取り扱う科目のガイドラインはざっくりでいいため一読をお勧めします。

 

保険調剤の知識

ここに関しては管理薬剤師や、事務員がしっかりしている薬局なら、

医療知識を粗方学んだら学習してください。

ただし、自身が取っている算定や加算はどんな業務に対する報酬かは知っておいてください。

 

この辺りは体系的に勉強できるおすすめ書籍を今後紹介していきたいと思います。

 

②情報の検索方法を学ぶ

私は知識を得ることよりも知識を検索する手段を得ることが重要だと考えます。

なぜなら、薬剤師が扱う医薬品情報、医療情報は膨大かつ日々進歩しており、

必要な知識が常識が変わっていくためです。

そのため、一定以上の勉強をしたら、あとは情報の検索方法を学んでいくべきです。

 

対応する患者さんがスポーツ選手だった場合

この場合、皆様はドーピングに該当する薬品かどうかどのように判断しますでしょうか?

私の場合はまずは日本薬剤師会の薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブックの使用可能リストを確認します。

リストにない場合は、JADAのGlobal DROで検索し適宜必要に応じて疑義紹介をします。

 

検索するにも結果を扱うにも知識は必要

医療情報を検索するにしても、検索結果を扱うにしても、一定の知識が必要であるため、

そこは勉強が必要です。

例えば、先ほどのドーピングチェックの場合は、服薬指導時にドーピングの最終的な責任は

競技者本人にあるため「この薬は大丈夫です」という表現はだめです。

「最新のドーピングのガイドライン上で使用可能リストにある医薬品です」など、

最終判断ではなく、必要な情報を提供する言い方にしましょう。

 

③知っている人と人間関係を築く

薬剤師歴10年以上の私の勉強方法は知っている人を知っているようにすることです。

先ほどのドーピングの例を挙げると、私は対応後にスポーツファーマシストに必ず相談します。

専門家の意見からは、自身の知り得なかった新たな知見が生まれることが多いため、

そういった、専門的な知識を持っている人の知り合いを増やすようにしています。

もちろん、そういった知識を得ようとする場合は私からも提供できる情報を与えたりなど、

気軽に相談できる専門家との人間関係を構築していくことを意識しています。

 

大手調剤メーカーは薬剤師の知り合いが多い

大手調剤メーカーであれば毎年200人近い薬剤師が入社するため、

専門的な薬剤師とお近づきになりやすい環境にあります。

中小企業の調剤薬局であれば、薬剤師会活動など積極的に参加するといいと思います。

私自身も社内外にいろんな専門家の知り合いがいて、日々助けてもらっています。