薬局の仕事

【解説】化粧と塗り薬を併用するには?

へむ
へむ
今日は化粧品の上から薬をつかえるか?

という問題について解説します♪

 

今では化粧は身だしなみの一部として取り入れられ、

特に女性はマナーとして化粧をすることが求められる会社もあります。

 

その上で、顔面の皮膚の治療を行わなければならない時の考え方はどうか?

それについて解説していきます。

化粧のしくみ

化粧は商品や、やり方によって一概ではありませんが、

薬を使う上での大切なところだけ解説します。

化粧は①化粧水→②下地→③メイクアップとなります。

①化粧水

化粧水などスキンケアのステップです。

スキンケアで重要なのは保湿であるため、

主要成分は基本的には親水性の成分です。

 

②下地

下地はメイクアップ化粧品を塗るための素地です。

毛穴を目立たなくして肌を綺麗に見せたり、紫外線カットしたりが目的です。

基本的には親ホクロなどを主体となります。

 

③メイクアップ化粧品

メイクアップではコンシーラーやファンデーションなどで

シミやホクロなどを目立たせなくしたり、

口紅やアイシャドウ、チークなど部分的に色などを強調します。

これも基本的には親油性成分です。

 

医薬品と化粧を使うには?

化粧の成分の医薬品での重要箇所

先の章で、化粧の大雑把な仕組みを解説しました。

医薬品を使う上での重要なのは、

①化粧水は親水性成分が主②下地&③メイクアップは親油性成分が主ということです。

 

塗り薬の剤形

次に塗り薬にはどのような剤形があるでしょうか?

基本的には親水性と親油性の割合によって変わってきます。

  1. 液剤(ローション、ゲル)、親水性基剤(マクロゴールなど)
  2. 乳液(白っぽいローション、懸濁液など)
  3. o/w型のクリーム(一般的なクリーム)
  4. w/o型のクリ―ム(油性クリームやユニバーサルクリーム)
  5. 軟膏(ワセリン基剤など)

上記では上に行くほど親水性が強く、下に行くほど親油性が強くなります。

化粧と薬はどの順番でつかう?

薬と化粧を併用する場合はどうするのでしょうか?

基本的には①化粧水と②下地の間に使用します。

 

塗り薬の原則は水っぽいものから先に使うです!

 

化粧水は親水性だから、軟膏などはその前にすべきでは?

というの質問もあるかもしれませんが、

軟膏を塗った後に化粧水をすると、油性膜ができ、化粧水のノリが悪くなります。

 

化粧の上から塗り薬を使うには?

化粧の上から化粧を使う場合は結論から言うとクリームタイプに限ります。

できたら、o/w型のクリームがいいですが、w/o型のクリ―ムでも結構です。

これは私が持っている化粧品で簡単に実験した結果です。

親水性の塗料と親油性の塗料をヒルドイドおよびワセリンに混ぜて確かめました。

 

ポイントは2点あります。

  1. 液剤は化粧の油膜を透過しない
  2. 油性が強いと化粧を崩す

 

①液剤は化粧の油膜を透過しない

化粧は基本的に下地より上は油性成分が主です。

そのため、皮膚の上に油膜が張ってあるある状態とも言えます。

液剤は油膜に弾かれるために基本的には成分が化粧の上にとどまり透過しません。

 

②油性が強いと化粧を崩す

油性が強い薬は基本的には化粧自体を溶かします。

化粧自体が親油性物質だからです。