薬局の仕事

かかりつけ薬剤師のやること

へむ
へむ
前回はかかりつけ薬剤師の本質と価値の話でした。今回は予告通り、かかりつけ薬剤師として具体的に何をしたらいいかを解説します。

 

へむ
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今回もへむオリジナルのメソッドです。かかりつけ薬剤師200人以上の契約経験から話をします。

 

 

かかりつけ薬剤師としてやること

かかりつけ薬剤師としてやることの究極は、「担当」できるようにすることです。

なぜなら、前回も述べたように本質が担当することであり、

それ以外は付属品だからです。

重複のチェック、24時間の連絡体制、在宅業務、残薬整理などなど、

これらは、かかりつけ薬剤師の仕事そのものではありませんが、

担当することでかかりつけ薬剤師の仕事となります。

 

強いて、かかりつけ薬剤師の仕事を何か言うとしたら、

来局スケジュールに合わせての勤務調整ぐらいです。

 

かかりつけ薬剤師の天敵

かかりつけ薬剤師の業務は担当することなので、担当できなくなるのは困ります。

一番の天敵は在宅業務と言えるでしょう!

在宅業務の性質上、どうしても店舗にいることができないため、

その間に患者が来たら担当できないです。

かかりつけ薬剤師は極力、在宅業務を担当しない方がいいのです。

 

かかりつけ薬剤師業務の価値の付与

かかりつけ薬剤師のやることは先ほどの「担当すること」以上です。

ただ、それに対して価値を付与する必要があります。

担当したら、それだけでかかりつけ薬剤師業務ですが、価値がないと意味ありません。

 

価値の付与は2種類ある

かかりつけ薬剤師として付与できる価値は2種類あります。

それは「担当」して貰いたくなること、すなわち、人柄腕前です。

前者は、かかりつけニーズに焦点を当て、より安全の服薬相談の価値を高めます。

便宜上、「親近感タイプのかかりつけ薬剤師」としておきます。

 

後者は、医療ニーズに焦点を当て、より良い服薬相談の価値を高めます。

便宜上、「治療向上タイプのかかりつけ薬剤師」としておきます。

 

より安全の服薬相談より良い服薬相談を詳しく知りたい方は過去の記事を参照ください。

親近感タイプのかかりつけ薬剤師

親近感タイプは、患者さんと仲良くなることでより情報を集めるタイプです。

薬物治療の中では些細なことが重要な場合も多いです。

朝食を食べるかや、介護サービスがいつ入るか、

夕食と睡眠のタイミング、旅行の時は薬をどうしているかなどなど。

仲良くなると、雑談としてその人の生活の情報をたくさん聞けます。

そして、集めた情報によって新しい薬が出たときに、

その薬が合っているか?や生活リズムに服薬スケジュールが馴染むかなどを確認できます。

「この薬剤師さんは私のことを知ってくれているから安心」になるのです。

 

要するに、親近感タイプの人は情報収集と確認安心を提供する薬剤師です。

このタイプは自然と薬歴のサマリが充実しているでしょう。

 

治療向上タイプのかかりつけ薬剤師

治療向上タイプは、詳しい説明や医薬連携で薬物治療の向上を図るタイプです。

このタイプの薬剤師は、患者さんの薬や病態に対する深い知識が必要です。

何かしらの専門薬剤師を持っているといいでしょう。

 

例えば、糖尿病の専門薬剤師としてその知識を持って患者さんを担当します。

説明としては、一般的な薬の内容だけでなく、専門知識を用いた指導をします。

治すための補助や副作用の対処のために以下のような指導をします。

  • 治すための食事療法や運動療法の指導
  • 検査値の説明と、検査値を良くすための行動
  • 低血糖を起こすようなら、低血糖時の対処と処方提案
  • 合併症が起きているなら、合併症のケアと他の合併症の予防
  • インスリンがあるなら、デバイスの使用方法の確認や単位の調整
  • 風邪を引いているなら、シックデイの知識や薬の調整

 

そして、治療に関しては特に医師や他職種と報告などして連携も必要です。

治療経過の報告や、処方変更の提案など患者さんの薬物治療の担当者として、

積極的に介入していくようにしましょう。

 

要するに、治療向上タイプの人は専門知識より良い治療を提供する薬剤師です。

このタイプは自然とトレースレポートや管理料加算が増えていくでしょう。

 

 

今日はここまで。

へむ
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次回はかかりつけ薬剤師の推進の仕方を解説します。