薬局の仕事

かかりつけ薬剤師の推進の必要性

へむ
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前回の予告通り今回はかかりつけ薬剤師の推進について話をします。
へむ
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具体的に推進方法を話す前に推進をする意義のところの内容です。

 

かかりつけ薬剤師の推進の必要性

かかりつけ薬剤師の推進がなぜ必要なのでしょうか?

 

答えは簡単。かかりつけ薬剤師の契約に至らないからです。

いくら薬剤師としていい仕事をしていても、適切に推進をしないもちろん始まりません。

美味しいラーメンを作るラーメン屋が流行るラーメン屋となるわけではないのと一緒です。

 

かかりつけ薬剤師をしなくてもいいという愚行

かかりつけ薬剤師の契約なんてしなくても、患者さんのためにいい仕事をしているし!

って意見もかかりつけ薬剤師の推進する立場からするとたくさん聞きます。

へむから言わせると短絡的な考えであり愚行ですね。

 

もちろん、かかりつけ薬剤師でなくても、かかりつけ薬剤師的な仕事はできます。

なぜなら、その違いは担当していると宣言しているかどうかの違いです。

患者さんの負担になるし、やらないという意見もご立派だと思います。

 

ただ、これは自ら薬剤師の価値を下げる行為になっていると自覚した方がいいでしょう。

価値を下げるというのは何も薬学管理料の差額のことだけを言っているのではありません。

薬剤師業界全体としての価値を下げているのです。

 

かかりつけ薬剤師は国の期待が大きい

かかりつけ薬剤師と言うのは国からの期待が大きい物です。

なぜなら、制定依頼、かかりつけ薬剤師指導料は上がり続けているからです。

かかりつけ薬剤師指導料の変遷

2016年改定 70点 → 2018年改定 73点 → 2020年改定 76点

この調剤報酬の動向と言うのは非常に重要なものです。

これが上がり続けている意味は、国からこの制度への期待や願いが込められているのです。

そのため、かかりつけ薬剤師を取らないという選択は国からの期待を裏切る行為です。

薬剤師と言う職業は国の制度で保証されているものである以上、

国の信用を落とすことは、薬剤師と言う職業の価値の低下に繋がります。

 

保険薬剤師の個人の能力が問われる時代

かかりつけ制度と言うのは、保険制度の常識を覆す大きなものだと思います。

「担当」という一言ですが、裏を返せば個人の能力が問われるということです。

担当とは、患者さんにその薬剤師の価値が認められて指名を受ける必要があります。

患者さんに価値が認められるには、あなた自身の薬剤師の価値を高める必要があります。

多くの患者と、契約を結ぶ薬剤師は、たくさんの人から価値が認められたことになります。

要するに、かかりつけ薬剤師の契約数は価値の高い薬剤師の指標となるのです。

逆に言うと、かかりつけ薬剤師の契約が取れない薬剤師は価値が低いとなります。

 

かかりつけ薬剤師はとってないけど、契約数が多い人よりもいい仕事をしている!

と言っても、他に薬剤師の価値を示す指標はありません。

数値として価値を示さなければ、国からは認められません。

 

そして、その価値の差が報酬の差として調剤報酬改定ごとに広がっていくのです。

今後はかかりつけ薬剤師とそうでないものの収入に差が出てくると思います。

かかりつけ薬剤師は薬剤師個人の評価として非常にわかりやすい指標だからです。

 

いい薬局とはいい薬剤師がいる薬局

へむは昔からいい薬局の定義は「いい薬剤師がいる薬局」であるべきと考えていました。

なぜなら、

いい病院とはいい医者がいる病院であり、

いい歯医者とはいい歯科医がいる歯医者であり、

いい法律事務所はいい弁護士がいる法律事務所であり、

いい美容院とはいい美容師がいる美容院であるからです。

 

腕を認められる職業は、いい職人がいれば職場そのものが評価されるのです。

薬局はまだ、その段階にないと考えています。

しかし、かかりつけ薬剤師が普及して、カリスマ薬剤師が増えてくるようになれば、

「いい薬剤師がいるから、いい薬局だね」が社会の常識になります。

かかりつけ薬剤師の推進は薬剤師業界の全体の価値を高めるのです。

 

今日はここまで

へむ
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次回は実際どのように価値を伝えるかについて話します。