薬局の仕事

サプリメントや健康食品の誤解

へむ
へむ
サプリメントや健康食品って薬剤師でも苦手にしている人が多いのではないでしょうか?かなり多くの薬剤師がバイアスにかかっていると感じています。そんな薬剤師を減らすために今回はどんなバイアスがあって、どのように調べたらいいかを解説します。

サプリメントや健康食品は理解できている?

薬局薬剤師という職業であれば、処方箋医薬品だけでなく、

一般用医薬品やサプリメント、健康食品なども扱うことが多いかと思います。

 

そして、薬剤師であってもサプリメントや健康食品って

かなり多くの人が先入観による誤解(バイアス)を持っていると思うんです。

今回はそこに触れていきます。

 

サプリメントや健康食品は食品

そもそもサプリメントや健康食品って何なんでしょうか?

結論から言うと「食品」です。

そう、単なる食べ物であって、医薬品ではありません。

なぜなら、日本では「食薬区分」で明確な薬と食品の線引きをしているからです。

 

この食薬区分での薬と食品の違いは何かと言うと、

国から薬として承認・許可を得ているかどうかの違いです。

実際に薬効があるかどうかは全く関係ありません。

 

そして、薬効があったとしても食品は薬と認識されるようにしてはいけません。

「成分」「形状」「表示」のいずれもが薬と誤認されないようにしないといけないのです。

例えば、痛みを抑える効果があるサプリメントも「痛みに効く」と表示してはいけません。

 

何が含まれるかだけでは不十分

たとえば、「この商品にはヒアルロン酸を配合しています!」

このような標榜はよく見かけるものですが、

サプリメントや健康食品において危険な考えです。

 

なぜなら、どんだけの量が含まれているかなどが示されていないからです。

 

たとえば、ガスター®錠1mgと聞くと少なっ!と思う人が多いですが、

サプリメントや健康食品はその少なっ!って思う人が少なくなります。

 

なぜかと言うと、やはり適正な量を知らない人が多いからだと思います。

 

万能薬ではありません

「コンドロイチンは膝にいい!」

っていうのは聞いたことがあるかもしれませんが、

全ての膝の悩みを解決できる万能な成分でしょうか?

それも違いますよね?

 

膝の悩みの中でも変形性膝関節症の患者に対してのみエビデンスがあります。

リウマチやスポーツで膝を痛めているとかで購入しようとする人もいますが、

薬剤師としてはやめた方がいいと伝えるべきです。

 

健康食品やサプリメントは薬品として標榜できないから、

あいまいな表現で効果を暗示しがちです。

そのあいまいな表現が反って逆にこれにも効くのではないか?と錯覚させてしまいます。

薬剤師としては特にその錯覚に惑わされないように注意しましょう。

 

安全神話に惑わされてはいけない

「健康食品なので副作用はありません。」

この言葉には矛盾しかありません。

健康食品でも副作用はあります。

例えば、アリストロキア酸を含むハーブを使用して腎不全になったていう例もあります。

魚油だって、医薬品でEPAがあるのでご存じだと思いますが、

胃腸症状や出血性の副作用を生じることもあります。

抗うつ作用のあるセントジョーンズワートも、いろんな医薬品の代謝酵素を阻害します。

 

ナチュラルだから、オーガニックだから、健康食品だから安心と言うのはデタラメです。

 

調べるにはどうしたらいいか?

量や病態や副作用など重要ってことはわかるけど、どのように調べたらいいかわからない!

こんな時によく使われるデータベースがあります。

国立健康・栄養研究所のデータベースす。

 

上の図の赤丸のところから安全性有効性情報が見れます。

さらに素材情報データベースっていうところが使いやすいので利用してみて下さい。