薬局の仕事

インフルエンザによる出勤停止は?

へむ
へむ
もう11月です。インフルエンザも流行る季節になってきました。この時期によくある質問を解説します。

 

インフルエンザに罹った時の出勤制限

「会社は何日間休んだらいいですか?」

インフルエンザ罹患患者と応対するときによくある質問です。

 

結論から言うと、決まったものはありません。

インフルエンザによる出勤停止は法律的に定められていないのです。

そのため、薬剤師としてもその解答をされた時は非常に困るのです。

 

インフルエンザでも出社しないと行けないのか?

インフルエンザに対しては勤務停止を強制するものがありません。

そのため、極論会社が「出社しろ」って言った場合でも出社しなければなりません。

ただ、労働契約法では次の規定があります。

 使用者は,労働契約に伴い,労働者がその生命,身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう,必要な配慮をするものとする。

労働契約法第5条(労働者の安全への配慮)労働契約法第5条(労働者の安全への配慮)

 

そのため、安全への配慮面で会社側から出勤停止の措置が取られることもあります。

実際、自分が上司の立場として、インフルエンザに罹患した社員がいた場合は、

罹患社員の健康だけでなく、スタッフや顧客への影響を考えたら休まさざるを得ないです。

 

具体的な出勤停止期間は?

では、具体的に出勤停止はどのようにするのが一般的でしょうか?

まず、第一にその会社の就業規則にインフルエンザの取り扱いがあればそれに準じます。

なかった場合は、学校保健安全法を参考にする場合が多いです。

厚生労働省はHP上にて次のようなQ&Aを載せています。

Q.17: インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?

 一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。排出期間の長さには個人差がありますが、咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、不織布製マスクを着用する等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。
現在、学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)。

 

結論

薬剤師として会社勤めのインフルエンザ患者に出勤停止期間は言えません。

ただし、就業規則に規定があればそれに則るように伝えること。

また、学校では発症後5日かつ解熱後2日を出席停止と定めており、

それに準ずる会社もあるという情報を伝える程度でいいと思います。