薬局の仕事

ユニバーサルクリームとクリームの使い分け

へむ
へむ
この前、10年目の薬剤師から質問がありました!

「ユニバーサルクリームってクリームと何が違うんですか?」

長年勤めていても意識していないと見落としがちなとこなので解説します。

 

意外と知らないユニバーサルクリーム

ユニバーサルクリームをご存じですか?

これはネリゾナ®というステロイドで使われる剤形の一つです。

 

ネリゾナ®には他にもネリゾナ®軟膏、ネリゾナ®クリームも存在します。

では、ネリゾナ®ユニバーサルクリームは軟膏やクリームと何が違うのでしょうか?

 

答えは親水性(親油性)の違いです。

クリームもユニバーサルクリームも水と油を界面活性剤で混ぜたものです。

クリームは水をベースに油を混ぜた形、o/w型クリームで、

ユニバーサルクリームはその逆の形、w/o型クリームです。

 

これはヒルドイド®の油性クリームとクリームの違いと同じような意味です。

基剤の性質の使い分け

o/w型とかw/o型と言われても何が違うかわからない人もいるのではないでしょうか?

そこについて解説します。

 

軟膏の基剤は一般的に次のような性質があります。

 

★保湿力

脂溶性が高いほど保湿性に優れ、水溶性が高いほど乾燥性に優れます。

※脂溶性が高いほど皮膚の保護作用に優れます

 

★使用感

脂溶性が高いほど使用感が悪く、水溶性が高いほど使用感が高いです。

 

★吸収力

脂溶性が高いほど正常な皮膚で吸収がよく、

水溶性が高いほど角質が除去された皮膚での吸収がいいです。

 

結論として

ユニバーサルクリームはクリームと比較して、

患部を保湿したいときに使用し、角質が残っている皮膚への吸収がいいということになります。